西法寺トップ
当山は、正式名称を「浄土真宗本願寺派 淵淵山 西法寺」と申します。
阪神電車の千船駅から徒歩15分。
大阪市西淀川区の佃にある仏教寺院です。
一口に「仏教」と言っても、様々なご宗旨があります。
その中、当山は、「浄土真宗本願寺派」に属しています。
ご本山は、京都にある本願寺(西本願寺)です。
阿弥陀如来という仏さま、「南無阿弥陀仏」というお念仏を、
大切に仰ぐご宗旨です。
今月の掲示板
西法寺の正門の右に、小さな掲示板があります。
2月は、この言葉を掲示しています。
歳をとる。
いのちの長さを問うことば。
歳を重ねる。
いのちの深さを問うことば。
歳をとる。歳を重ねる。
どちらも何気なく使う言葉ですが、そうか、本当だな、と考えさせられる標語です。
人生は、日めくりカレンダーのようなものだと、聞いたことがあります。
毎日、毎日、その日その日が終わっていき、一枚一枚めくっていく、はがしていくカレンダー。
日めくりカレンダーとして考えれば、そのカレンダーはだんだん薄く、減っていく一方ですが、
人生に引き寄せて味わえば、はがしていった、はがれていった、その一枚一枚は、ただの捨てものではありません。
人生の一日一日を過ごすなか、人生がだんだん薄く、すり減っていくというよりも、
その隣に、はがれていった一枚一枚が、積み重なっていきます。
その積み重ねは、一生懸命生きた、いのちの記録です。
その一枚一枚、全てのページに、多くのおかげ様があって、今日のページを歩みます。
そのことを味わえば、「歳を重ねる」って、良い表現だなと思います。
そして、実はその一枚一枚すべてのページに、阿弥陀さまがご一緒です。
そう考えると、この人生、仏さまと共に歩んだ積み重ね、
尊く、深い、命を歩んでいるんだと味わわせてもらいます。
称名相続