西法寺トップ

当山は、正式名称を「浄土真宗本願寺派 淵淵山 西法寺」と申します。
阪神電車の千船駅から徒歩15分。
大阪市西淀川区の佃にある仏教寺院です。
一口に「仏教」と言っても、様々なご宗旨があります。
その中、当山は、「浄土真宗本願寺派」に属しています。
ご本山は、京都にある本願寺(西本願寺)です。
阿弥陀如来という仏さま、「南無阿弥陀仏」というお念仏を、
大切に仰ぐご宗旨です。


今月の掲示板

西法寺の正門の右に、小さな掲示板があります。
5月は、この言葉を掲示しております。。

仏は、人間の苦悩を解決するのではない。
苦悩の人間を解決するのである。


『仏説無量寿経』のなかに
「令我於世速成正覚抜諸生死勤苦之本」という言葉があります。

 

これは、阿弥陀さまがまだ法蔵菩薩であったとき、師仏である世自在王仏にお願いされた言葉です。

 

「どうぞわたしに、この世で速やかにさとりを開かせ、人々の迷いと苦しみのもとを除かせてください」

 

そう、阿弥陀さまは、私の苦しみのもとを抜いてやりたいと思い立ち、立ち上がられた仏さまでした。
私の苦しみの一つ一つを解決していってやりたいというのではないのです。
その苦しみのもとを解決してやりたい。
苦しみを抱えるあなたの人生を、そのまま解決してやりたいと願われた仏さまでありました。

 

一昔前ですが、テレビで「アリさんマークの引越社」のCMを、よく見かけました。
赤井英和さんが引越社の社員さんでした。
階段の前で、大きな荷物を抱えたおばあちゃんが、長い登り階段の下で立ち尽くしています。
赤井さんは、ニコニコしながら「任せてや!」と人助け。
おばあちゃんの抱える大きな荷物を持ってあげるのではないのです。
大きな荷物を抱えたおばあちゃんを、そのまま丸ごと抱えます。
そしてそのまま、ニコニコしながら、階段を登っていかれるというCMでした。

 

当時から「へ〜」と考えさせられるCMだったので、よく覚えています。

 

おばあちゃんの荷物を持ってあげたら、荷物が重いという問題は解決します。
ですが、次はきっと、ひざが痛い、腰が痛い、のどが渇いた、めまいがする、などなど、色々問題が出てきます。
その一つ一つをつぶしていくのではなく、おばあちゃんそのものを抱っこしてしまう。
おばあちゃんに、無理に「変われ」というのではなく、おばあちゃんそのものを解決してしまうすがたでした。

 

阿弥陀さまのお姿も、こんな感じなのかもしれないな、と思います。

 

人は、色々な問題を抱えています。
その一つ一つを解決しても、次次と新しい問題を自ら作り出していくのが、私たちのすがたなのかもしれません。
阿弥陀さまは、その私たちの問題一つ一つを解決していくのではありません。
問題を抱える私をそのままに、私の存在そのものを、そのまま抱える仏さまでした。

 

そこには、問題を一人ぼっちで抱えるのではなく、一緒に抱えてくれる阿弥陀さまがご一緒です。
苦悩の中、孤独に歩む人生が、仏さまと歩んだ仏道になります。
そして命終わったら、今度は私が仏さまとなって、大切な人々を救う側に回ります。

 

それが、阿弥陀さまの願われたお救いのすがた、南無阿弥陀仏のはたらきぶりでありました。

 

称名相続

 

【住 職】 園 淵 和 貴  【前住職】 園 淵 和 夫
【住 所】 〒555−0001 大阪市西淀川区佃1−11−3
【電 話】 06 ( 6471 ) 6330
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